今回は株についてです!
今回は株式について学んでいきましょう。あらかじめお断りしておきますが、この記事では特定の株式や株で勝つ方法といったお話は致しません。
あくまで株や株式市場の特徴を捉え、株というとがどういった存在なのかをざっくり把握していただくことを目的としています。
株とは
そもそも株とは何でしょうか?株は企業が資金を調達するために発行しているものです。人々は価格が日々変動するこの株を買いその企業の「出資者」となるのです。
株は上がり下がりを繰り返す
日々株価とにらめっこしている方は少ないと思いますが、株に関するニュースは普段よく目にしますね。最近だと、今年から始まった新NISAを利用している方の一部で一時的に株価が下がってあわてて売ってしまったというニュースがありましたね。
わたしも新NISAが始まる前から積み立てNISAを利用していますが、やはり最初の頃は評価額が一時的に投資金額を割り込むこともありましたが、岩の如く堅い意思で売却せずに見守っていました。
NISAを初めて1年半ほど経ちますが、いまや評価益が20%も出ています!必ず上がる保証がないのが投資ですが、やはり長い目で付き合うのがコツなのかなと思います。
株は人気投票で価格が決まる
さてその株がやり取りされている株式市場ですが、一体普段どういったやり取りがなされているのでしょうか?
単純なことですが、株は安く買い高く売れれば儲けが出ます。10000円で買った株が次の日に15000円に上がっていてそれを売れば5000円の利益が確定します。
非常にシンプルですね。ただ、この買い時売り時の判断が非常に難しいのです。なぜかというと株価は「人気投票」によって決まり、その要因は非常に複雑だからです。
人気があり多くの人が買えば株価は上がり、逆ならば下がります。アイドルの人気投票では自分の「推し」に投票してその人が上位にランクインすればハッピーといった具合ですが、株式投資では「みんなが好きそうな株」に投資します。
先読みでみんなが買いそうだと感じた株を安いうちに買っておいて、値上がりしているタイミングで売れば差額が利益になりますし、逆に下がれば損します。損するかもしれないリスクを取って株式市場では株の売買が行われています。
人気が出そうと感じる要因は無数にある
しかしこの「人気が出そうだ」という予想をするにあたっては非常に複雑な要素が絡み合っています。したがって予想を100発100中させるのは至難の業です。
基本的には売り上げや利益率といった上場企業であればHPに載っている情報を見るのですが、たまに面白い理由でその企業の株価が上がったりします。
大谷翔平の活躍で・・・?
今年からドジャースに移籍した大谷翔平ですが、その契約金7億ドルという破格の金額が話題になりました。そのニュースが報道された直後、野球とも大谷とも関係のない”大谷”という名前が含まれた会社の株価がポンと上がり、その後すぐに元に戻るという珍事がありました。
「みんなが注目するのでは!?」と予想し買ってみたものの特に動きがなかったから売ったのでしょう。株価というのはこういった人間味あふれる動きをすることもあります。
株価は実体経済に先駆けて変動する
日本は現在バブル期ぶりの高水準の株価を記録しています。この話自体は去年からずっとあった話ですが、それでも私たちの給料がすぐ上がるという話にはなりませんでした。
ただ賃金は遅れて変化します。株価の上昇でタイムリーに賃金が上がらないからと言って株価の変動は無意味だと決めつけてはいけません。
重要なことは株価だけを見ることなく、あるいは株価は無意味だと断定するのでもなく、様々な情報を幅広く収集し、それら情報の軽重を適切にとらえることでしょう。
インフレ時の投資は有効
いままでの日本はデフレでした。デフレというのはお金の価値が年々上がっていくことなので、みんなが現金を持ちたがりました。
高齢者がタンス預金したり企業が内部留保を高めるのはデフレ期におけるただし防衛反応と言えます。
しかし、そんな日本もインフレの風が吹き始めています。お金の価値が下がっていく世界では、現金のまま持っていては価値が目減りします。
生活資金を確保したうえであとはなるべくお金以外のものに変えておくのは自らの資産を守るために必要なことです。
そういう意味で株式投資の中で比較的低リスクな積み立てNISAは試す価値ありかなと思います。株の世界を知るいいファーストステップになるので気になる方は調べてみてください。
更新日 2024/5/28