なぜわたしが経済学をまなぶのか
今回はいつもの経済ニュース関連のお話ではなく、なぜわたしが経済学、取り分けてマクロ経済学を熱心に学んでいるのかについてお話ししたいと思います。
私は経済学を学ぶことはみなさん一人ひとりの人生を豊かにすることに繋がると考えています。なぜマクロ経済という一見とっつきにくいジャンルを学ぶことが人生の豊かさにつながるのでしょうか。
じっくり語らせてください。
マクロ経済を知る機会は限られている
私が熱心に書いている記事というのは正直、経済に興味の無い方にとっては無味乾燥のつまらない話題ばかりだと思います。インフレターゲットだのイールドカーブだの言われてもよく分かりませんよね。
ネットで経済について調べてみても、出てくるのは株や行動経済学(ミクロ経済の領域)の話題が圧倒的に多いです。
たしかに、金融緩和の影響などを語るマクロ経済よりも自分生活に近そうな話題を知りたくなるというのは当然だと思います。
マクロ経済を知ることで豊かになる
しかし、それでも私は「全国民」にマクロ経済を学んでいただきたいなと本気で思っています。なぜならばそれが長い目で見たときに日本経済はいまよりもはるかに成長することに繋がり、私たちの暮らしもより充実することになると考えるからです。
人生は環境で大きく決まる
手始めに、なぜ私がマクロ経済に興味を持ったのかについて話させてください。
私は元来、「人生の豊かさとは個人の生まれ持った資質や努力ではなく、環境で大きく決まる」と考えています。
この考えは今も変わることはありません。
どんなに頭脳明晰な子供も親がまともな教育を施さなければ堕落してしまいます。一方で大して才もなければ努力もしない子であっても親が裕福であれば、どんなドラ息子であってもさほど苦労せずにそれなりの人生を送ることができるでしょう。
人の人生は環境によって大きく変わってしまうのです。
まず考えるべきは環境
つまり環境を良くすることが、人がより豊かになるうえで最も重要なことと言えるのです。仕事で活躍したければ、夜遅くまで自己啓発本やビジネス本を読むのではなくまずはしっかりと寝て日中に集中できるように自分の体をコンディショニングするべきです。
そうすれば特別頑張っていなくても集中力が増した分成果は勝手に上がるでしょう。成果が上がればもっと頑張ろうとモチベーション向上にもつながります。
兎にも角にも状況を好転させるには環境を変えることが先決なのです。
日本という環境
この考えを先へ進めていくと、自分が豊かになるためには日本が豊かになれば一番話が早いのでは?と思うようになりました。
資格勉強を頑張って転職活動をしても、年収が上がる保証はありません。
しかし日本の景気が良くなり平均賃金が上がれば、去年とやっていることは変わらなくとも給料はそれに伴い上がりますね。
つまり、日本がどうやったら今より豊かな国になるか考えることが、引いては自分の幸せにつながるのではないかという考えに行き着いたのです。
もちろん、個人の努力が無駄だと言っているわけではありません。1人1人が目的意識をもって頑張ることは素晴らしいことですし、それこそ豊かさの1つでしょう。しかし、同時に自分にとってやりやすい環境を選択することも同様に重要だと思うのです。
重要なことは国防と経済
そして、日本が豊かになる上で何が最も重要なファクターなのかを考えました。それは国防と経済であるという考えにたどり着きました。
国防は身体で言う骨格で、経済は血流です。
この2つが盤石であれば、国は強くなります。
その中で個人的に興味があったのが経済学だったので、少しずつ勉強をしていって今に至ります。
経済は歴史が浅い
経済学は自然科学などに比べると歴史の浅い学問です。
それが故にトンデモ理論が世にはびこっていることもしばしばです。
分かりやすい言葉で間違った経済知識を流布するのを見ていたたまれなく感じると同時に、「もし国民全員が正しい経済学の知識を身に付けたら、正しい経済知識に基づく財政政策を行う政治家のみが当選し、日本を正しく舵取りしてくれるのではないか」と考え、自分も正しい経済知識を普及させることに貢献したいと思い、こういった記事を書き始めました。
所詮は素人が独学して得た知識なので未熟なことは承知していますが、少しでも日本という環境を良くし、日本に住む私たち全員が豊かな人生を歩める世界にするべくこれから発信を続けていきたいと思います。
願わくば最後は全世界が平和になればと思います。
引き続きみなさまの応援を励みにしながら頑張っていくのでこれからも何卒よろしく願い申し上げます。
更新日 2024/5/29